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IMPC2024

第31回国際選鉱会議(IMPC2024)

国際選鉱会議(IMPC)は、選鉱および抽出冶金分野において最も権威ある会議の一つとして知られています。第31回会議(IMPC2024)は2024年9月29日から10月3日まで、アメリカ合衆国ワシントンD.C.のナショナルハーバーで開催されました。

この権威ある会議では、世界中の専門家が一堂に会し、選鉱科学技術における最新の進歩について議論し、発表を行いました。IMPC2024は、選鉱に関する知識交換のプラットフォームとして機能し、様々な専門分野にわたる包括的な技術セッションが特徴でした。本会議では、特に再生可能エネルギーや代替エネルギー源への世界的なシフトが進む中、将来の持続可能かつコスト効率の高い鉱物供給を確保する上で選鉱が果たす重要な役割について議論されました。

研究発表ハイライト:ASR-チャーからの炭素回収率向上について

当研究は、IMPC2024において材料リサイクルに関する革新的なアプローチを発表しました。「浮遊選鉱VIII – 工業用鉱物の浮遊選鉱II」セッションにおいて、ドドビバ・ジョルジ先生が「浮遊選鉱によるASR-チャーからの炭素のアップグレード:モデル開発と実装」と題した研究を発表しました。この研究は、自動車シュレッダーダスト(ASR)の副産物であるASR-チャーの炭素含有量を浮遊選鉱技術によって向上させることに焦点を当てています。この研究は、自動車シュレッダーダストから価値ある炭素材料を回収するという重要な課題に取り組み、循環型経済イニシアチブに貢献するものです。